6月8日は世界海洋デー(World Ocean Day)
海の豊かさや海が与えてくれる恩恵、そして海洋汚染問題について考える国際デーです。
地球にとって一番大切な存在が『海洋』と感じます。
海は、生命の起源で今でも人間や生き物の生命力の源なので、美しい海を守っていかなければ、思います。
発達障害のある子どもがイルカと触れ合うと、症状が改善する、と言われていますが、私たちも海に行くと幸せな気分になります。
海が与えてくれるメンタルな影響も大きいです。
海は、全部繋がっていて、境界線がないのですが、古代から、文化と関わった海域に名前をつけて親しまれているのも、素敵ですね。
個人的には『アドリア海』がどんな、海かな?と想像してみるのも楽しいです。
イスタンブールでタクシーに乗っていたら、運転手さんが『右が、マルマラ海だよ』と教えてくれたのですが、初めて聞く海の名前で、『この海では、どんなことが起きていたんだろう?』と想像するのも楽しいひとときになりました。
アントワープに行くときは、必ずドックスカフェという海鮮レストランに行くのですが、バルト海で取れるゼーラントという牡蠣は別格に美味なので必ず食べます。
名前のついた海ごとにストーリーがあって興味が尽きません。
フランスの最西端に広がるイロワーズ海はユネスコ指定の生物圏保護海域がある神秘的な海で、岩盤の海底が続くヨーロッパ最大の海藻の楽園です。その海藻を食べて育つウニも最高級品、特産のブルーオマールは世界的に有名。
海水の純度とミネラルやプランクトンなど、イロワーズ海特有の条件が揃っているからだそうです。
農業で海に流れ込む川の水が汚染されないよう、イソマリンの工場では化粧品製造のための海藻エキス抽出後に出る海藻の粉を農地土壌改善のために再利用してしています。
また、工場は、フランス発の国立海洋公園区域内に建てられているため、工業廃水も浄化処理をしてから排水しています。世界の製造関係者がみんなで少しづつ汚染を減らしていけたら、海洋をもっと豊かなものにできると思います。