お肌のエイジングケアと並行して心がけたいエイジングケア対策

☆皮膚は、人体最大の臓器。

心臓や肝臓など体の中にある臓器と同じように、最近では『皮膚』は臓器と考えられています。
皮膚は眼にみえる表皮(角質層)とそのすぐ下にある顆粒層の他に、コラーゲンを作る繊維芽細胞の層など何層にも重なった構造をしています。

その皮膚は全て集めると体重の16%を占める『人体最大の臓器』です。

内臓が疲れて老化していると、皮膚という臓器も老化しています。肌が若く見える人は内臓も若い、ということがわかります。
肌のエイジング対策に励むことは、できるだけ肌を若く保つ努力となりますが、内臓や体のためのエイジングケア対策にもつながるように思えます。

美しくありたい、と思うことがエイジングケアの第一歩で、メンタルが実際の体の機能に影響を与えているかもしれません。

☆数年前に、香りが皮膚の治癒を早めた、という医学的検証の報告がありました。

良い香りのある状況と香りのない状況で、傷の治癒の観察をしたところ、良い香りのグループの方が、皮膚の傷が早く治った、とのことです。

室内の香りの成分が傷に直接作用したとは考えられないので、自律神経が脳に作用して、何らかのホルモンのようなものが体内で分泌された可能性が考えられます。
この治癒のメカニズムはまだ解明されていませんが、肌はストレスで荒れたり、アレルギーを起こしたりするメンタルの影響が出やすい臓器です。

実際、極度のストレスで、胃壁や腸膜から出血することは知られていますので、皮膚など膜的な構造の臓器はメンタルの影響が出やすい臓器と思われます。

オーガニック化粧品で香料無添加のスキンケアが多くなっていますが、優しいフローラルな香りのあるスキンケアはメンタルのサポートもしてくれると思います。

☆自律神経を整えて、内臓と皮膚を健やかに

 

自律神経はあらゆる臓器(皮膚も臓器)と繋がっています。
気が付かないうちに受けているストレスによって、自律神経のバランスが崩れて内臓がうまく機能しなくなってしまうことも多い現代の生活の中で、自律神経のバランスが崩れているのかも、と感じたら
○朝日を浴びて体内時計をリセット
○ぬるめのお風呂に長めに入って副交感神経をより活性化
○ストレッチで体の緊張をほぐす
などが一般的な対策として知られていますが、
⭕️『香』を日常生活の中に活かしてリラックスも効果的です。

さらに、音楽も効果が大きいです。
⭕️おすすめはモーツァルト。

アインシュタインが一番愛したモーツァルトの音楽は脳にエネルギーを送る、と言われています。
生体機能には脳神経系・血液循環系・免疫系などの機能がありますがモーツアルトの音楽が、自律神経のバランスを回復させて、血行の改善、体温の正常化・免疫系の回復してくる、と報告されています。

2016年に全米で最もCDが売れたアーティストはなんとモーツァルトだったそうです。あのアメリカで?と意外でしたが、パワー優先のストレスの多い状況の中、アメリカ人にとっても必要な音楽と思います。

没後200年以上経た今なお、胎教、育脳、健康、農業において絶大な支持を得るモーツァルトの音楽ですが、モーツァルト療法という医学的な療法も存在していて、彼の音楽は『神秘』そのものです。
実際に、エイジングケアにも効果があると思います。

|モーツァルト ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310(写真の楽譜)

※インパクトがすごいソナタ

|モーツァルト ピアノ協奏曲20番から24番

※美しい傑作ばかり

|モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365(第10番)

※元気が出るのでおすすめです

|魔笛」モーツァルトの大傑作のオペラ『魔笛』の『夜の女王』

※アリアの最高傑作なのでテンションが上がります!

夜に自分の時間ができた時のリラックスタイムや仕事しながら、聴きやすい上の3曲から聴き始めても良いと思います。

交響曲39番と40番(ジュピター)もおすすめです。

☆生産現場や食品業界では、動物や植物や食品にモーツァルトを聴かせている!

20年ほど前に、フランスのテレビでワイン農家の特集をしていましたが、ブドウ畑にメガフォンでモーツァルトの音楽を流している様子が紹介されていました。
『なんで?』と思ったのですが、ブドウの品質が良くなり、熟成の段階でもモーツァルトを流すと、ワインの仕上がりも良くなった、と言っていました。
その後も、酪農の牛舎では、モーツァルトを流してから牛乳の採取量が増えた、ブルターニュのリンゴ農家も同様に美味しいリンゴが取れるようになった、などなど農業の分野でもモーツァルトが活用される傾向が広がっています。
日本の農家でも最近モーツァルトが注目されていて、苺のハウス栽培でモーツァルトを流して品質改善に成功したり、有機のコシヒカリの特別栽培で、お米の種や苗や貯蔵時にモーツァルトを聴かせたり、加工食品の熟成で聴かせて生産しているそうです。

動植物にとってもモーツァルトは神秘、としか言いようがないです!

☆EPA/DPAやポリフェノールなどの多い食材をできるだけ摂取

 

親しい友達と楽しい時間を過ごすことも若さをキープする良い方法です。
左はパリの名店PETROSSIANのうなぎのスモーク、右は鯵の酢締めや前菜の盛り合わせを頑張って作りました。美味しいものでおもてなしをすると毎回盛り上がります!
日常的には、青魚やナッツ類をできるだけ食べるようにしたいです。
ポリフェノールは、海藻や色の濃い野菜、苦味の多い食品に多く含まれています。
青のフィコシアニンや紫のアントシアニンや、黄色のカロテン、赤のリコピンなど様々なポリフェノールを摂取してエイジングサイン対策ができればと思います。
食事から摂った栄養素はまず内臓に使われてしまうので、肌には直接美容液などで栄養素やポリフェノールを補給することをお勧めします。

海藻エキスをメインに配合したフランス製自然派基礎化粧品

ISOMARINE から、エイジングケアにおすすめの洗顔料と美容液

リファイニングジュレ 150ml

ブリリアンスセラム 30ml

※肌の老化の第一の原因は『肌の乾燥』です。肌が乾燥すると肌機能が低下して悪循環の始まりとなってしまいます。
オイルクレンジングは肌を乾燥しやすくしますので、できるだけクレンジングミルクを。
そして洗顔は皮脂膜を洗い流さないように石鹸ではなく、泡立ちの少ない洗顔料を。

※エイジングサインが気になりはじめる前から、肌への栄養補給を心がけたいです。
10年後に違いが出ますので、遅くても30歳にまでにはセラムを使いはじめるようおすすめします。

いかがでしたか? 今回は、エイジングケアをいろいろな角度から書いてみました。
内容が色々な方面に飛躍してしまいましたが、肌のメカニズムや人体の神秘は謎の領域なので、考えるよりも、楽しさ優先のエイジングケアができればと思います。